黒炎環境で最強デッキの一角を担っているのがロストギラティナデッキです。
このデッキは弱点が少なく対戦相手に合わせた戦い方できるので非常に強いのですが、プレイがとても難しいです。
強いデッキも使いこなせなければ意味がありません。
そんなあなたにはTSUTAYA BOOKSTORE川崎駅前店の大会で優勝したロストギラティナデッキを紹介します。
このデッキは水エネルギーを入れない事で考える事をシンプルにしたデッキです。
ロストギラティナデッキ入門にいかがでしょうか。
【大会情報】
— 【トレカ】TSUTAYA BOOKSTORE川崎駅前店 (@tbs_kwskT) September 12, 2023
本日開催#ポケモンカード ジムバトル
🏆優勝は JL さんでした🎉🍾
おめでとうございます🎊
ご参加いただきました皆様お疲れ様でした✨
またのご参加お待ちしております☺️ pic.twitter.com/lbnCo47Geb
【デッキコンセプト】ギラティナVSTARとヤミラミのダブルアタッカー
このデッキはロストカードを貯める事で強力な技が使えるようになります。
メインアタッカーはギラティナVSTARとヤミラミです。
ロストカードが10枚溜まっていればギラティナVSTARはバトル場を強制的に気絶にできる技「スターレクイエム」を使う事ができ、ヤミラミはベンチも含めてダメカンを自由にばらまく技「ロストマイン」を使う事ができます。
高HPはギラティナ、低HPはヤミラミと使い分けができているので、相手の場に合わせた戦い方ができます。
【デッキの回し方】ロストカード、ベンチを平行して育てる
ロストデッキの難しいところは、ロストカードというバトルでは2度と使えないカードを選択しながら自分の場を育てていく事です。
後半のキーになるカードでも、序盤に必須なカードの場合はロスト送りにする必要もあり、対戦のたびに様々な展開があるデッキです。
序盤
ロストカードを貯める基本的なカードはキュワワーの特性「はなえらび」と「アクロマの実験」です。
後攻1ターン目もしくは先行2ターン目にはロストカードを4枚貯める事を目指しましょう。
なぜ4枚なのかというと、ロストカードが4枚以上になるとウッウの特性「ロストプロバイト」が働いてエネルギーを付けずに110ダメージを与える事ができるからです。
非ルールたねポケモンなら一撃で倒せるダメージ量ですし、高HPのポケモンでも与えておくことで、後々のサイドレースを有利にすることができます。
中盤
相手のバトル場のポケモンにもよりますが、ルールポケモン等の高HPのポケモンがいる場合は、ギラティナVSTARを使って倒すか大量ダメージを与えておきましょう。
3ターン目以降であればロストカードが7枚以上溜まっていると思うので、ミラージュゲートを使ってエネルギー加速をしていきます。
デッキから基本エネルギーを2枚加速できる強力なカードです。
ギラティナVSTARのエネルギーにもなるし、バトル場のキュワワーの逃げエネにしてもいいですね。
また、相手のベンチにルールポケモンが待機しているのであれば積極的にボスの指令を使って呼び出しましょう。
他のデッキであれば最終版の詰めのために取っておくカードですが、このデッキは終盤アタッカーのヤミラミがダメージ調整しやすいので、ボスの指令の使い時は中盤になります。
終盤
終盤にはロストカードが10枚以上になっているので、ヤミラミを使ってサイドを取り切ります。
ギラティナVSTARでダメージを与えたポケモンや低HPのポケモンをロストマインでダメージ調整しながら倒していきます。
必要なカードがヤミラミと超エネルギー1枚だけなので、倒されてもすごいつりざおでデッキに戻せばすぐ場に戻ってくることができます。
ヤミラミのロストマインはダメカンを載せるという効果なので、マナフィで防ぐ事もできません。
むしろマナフィがいる事でヤミラミのターゲットが増えてしまいますね。
【このデッキの強み】水エネルギー非採用にしてエネルギー管理がしやすい
現在の黒炎環境で最強デッキ候補であるロストギラティナデッキは水エネルギーが3枚程度採用されており、かがやくゲッコウガの技「げっこうしゅりけん」を打つことも選択肢に入っています。
しかし、水エネルギーが入る分超エネルギーと草エネルギーの枚数が少なくなることで、デッキ内のエネルギー管理がとても難しくなります。
超エネルギーをロストに送りすぎて終盤ヤミラミのロストマインが使えなくなったり、サイドに落ちたエネルギーカードを見落としてミラージュゲートで持ってこようとしたエネルギーが足りなくなったりします。
しかし、このデッキは超エネルギーと草エネルギーだけなので、比較的管理が簡単です。
デッキパワーを最大にするより、プレイミスを減らして安定して立ち回る方が大規模大会では強かったりします。
【弱点】手札干渉はきつい
このデッキは山札からサーチしてカードを持ってくるカードが少ないです。
キュワワーの特性「はなえらび」や「アクロマの実験」、かがやくゲッコウガの特性「かくしふだ」を使ってドローして必要なカードを集めるため、手札干渉に弱いです。
最近はどのデッキにもナンジャモが入っているので、これを中盤以降打たれると動きが止まりがちです。
自分の手札は単純なドローした枚数ではなく、ロストに送らなかったカード=必要なカードなので、それが山札の下に行ってしまうのが厳しいですね。
サーチカードが少ないという事はデッキをシャッフルする事ができるカードも少ないという事なので、強いカードが山札の下にあるまま混ぜられないと致命的です。
中盤以降もロストにカードを送る事で山札が圧縮されるので、必要なカードが手札にあったとしてもキュワワーの特性「はなえらび」を使い続ける事が有効です。
さいごに
今回は水エネルギーなしのロストギラティナデッキを紹介しました。
エネルギー管理をしやすくすることでプレイミスを減らし安定して戦う事ができるのでおすすめですよ。
さらに相手からするとデッキに水エネルギーが入っていない事は序盤はわからないので、マナフィを置いてくれたりもするので、遠慮なくロストマインの的にしてしまいましょう。
ロストデッキは環境に残り続ける強いデッキなので、ぜひ使ってみてくださいね。